Writing
白樺八靑 作詞/菅原拓馬 作曲
ー2017年2月白樺八靑「ドラマティックライブ」にてー
闇のなかに青く輝く
無数の魂を抱いた星ひとつ
ヒト科ヒト属たち
かつてこの星の上で
文明を呼ぶ時代築く
残像と残響だけが揺らぐ……
すべてものに等しく与えられた
最期の瞬間
猛キ者 遂ニハ 嗚呼 滅ビヌ
ヒトエニ 風ノ前ノ塵ニ同ジ
タダ 春ノ夜ノ夢ノゴトク
去リユク
ヒト科のヒト属 欲望と飽食
青い星の上 空も地も取り合い
涙を忘れてはしゃぐ大団円
終焉を誰ひとり気づかずに
踊る 夢のなかで笑う
青く透きとおる綺羅星
ヒトはそれを
「奇跡の星」と呼び我が物とした
結末に気づくこともなく
狂宴つづけた
回る自転に逆らい
空から降り立つ
新たなる子どもらは
キョウキを捨て去りて
歩きはじめる
古きヒトが失くした
永遠ノ旋律
分け合い 見つめ合い
境界線を消す
無数の魂 眠る青い星
その地上に
かすかなる祈りの歌が響く
水と大気を抱きしめて 今ここに届く