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陽光桜との出逢い
村上 信夫 さんの主宰される「ことば磨き塾」は、名古屋でも月に一度開催されていて、時々、私も参加しております。
そこで出会ったのが染色家の 高野葉 さん。高野さんのことを知るうちに、三重県で工房とともにカフェを営んでいらっしゃることを知りました。そのお店の名前が「陽光桜のかぜ」…。
あら?と急に思い出したのは4年前、伊勢神宮と二見ケ浦を訪ねたとき華やかに咲いていた桜の花でした。
写真に撮ったはずと過去の画像を見ていたらすぐに見つかりました。
そこから不思議な引力でLIVEを開くことになったのです。
陽光桜のことを少し記しましょう。
太平洋戦争当時、青年学校の先生だった高岡正明さんは戦地に送り込んだ多くの生徒たちが遠い国で戦死。「帰ったら再び桜の木の下で会おう」の約束は果たせないままに敗戦を迎え、罪の意識にさいなまれました。
極寒の地、灼熱の地、遠い国で戦死した教え子の供養のために、高岡さんはどんな気候の土地でも花が咲く桜を作ろうと25年以上の月日を費やし、やがて夢の桜が生まれます。
その桜を「陽光桜(ようこうさくら)」と名づけ、ローマ法王へ、そして世界中の桜の名所へと無償で贈り続けました。
このお話を絵本にした「桜物語」を 平山 晶子 さんのピアノとともに高野さんが朗読、続けて おおたか静流さんが作詞された「陽光桜」を私が歌いました。
静流さんが初めてここで歌い、その翌年には静流さんはもうこの世に存在せず、誰も歌うことなく封印されていた歌…。
世界の平和を願う心が時を超えて、距離を超えてつながる瞬間を感じました。
最後にその詞を記しておきます。
山に水を
花に風を
空に光を
どこにいても
君への思いは深く
桜 海を越えて
咲き誇る
夜に歌う
夢の鳥は
北へ南へ
どんなときも
心の扉を照らす
桜 千の星を
見上げている
地上をめぐり
つなぐ言葉
君に伝えよう
いつの日にか
笑顔が溢れますように
桜 海を越えて
咲き誇る…
